のはらクラス(5・6歳)で
さいころを転がしていったら、上に見える絵は何でしょう?
をしました。
今回は数字さいころではなく、以前、子どもたち自身に作ってもらった【MY絵さいころ】を使います。
さいころ回転のレッスンは、2回目。
前回までのレッスンで、
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- 「右に1回、回転させる」「左に1回、回転させる」を【MY絵さいころ】を使って、実際に回転させて確認する
- 何回か自分でやってみると、回転させるとどうなるかを自分で理解する
- さいころを使わず、頭でイメージして絵を推測する
↑ここまでできるようになっていました。
今回は、「2回、回転させる」です。
「2回、回転させる」なんて簡単でしょ
頭の中でさいころをイメージして「一回転させる」ことができるなら、「2回、回転させる」なんて簡単でしょ。と言われそうです。
でも、子どもたちは、まだワーキングメモリー領域が少ないので、「1回、回転させた」さいころのイメージを保持して、さらにそれを転がすことは、とても難しく、いきなりはできません。
だから、「1回、回転させる」ができたからと言って「2回、回転させる」の問題プリントをいきなり与えたりしません。
今回もやる手順は1回目と同じです。子どもたちは、同じ手順ですが、1回目より早く、さいころを使わずイメージできるようになりました。
そして、自分から「3回、回転させると・・〇△だ。」とどんどん進めていきました。
「わかる」「できる」「楽しい」の正のスパイラル
子どもたちの脳は、スポンジのようだといわれますが、本当にそうです。どんどん吸収していきます。
こちらが、「2回、回転させる」とね、この面がここにきて。。。。と説明して理解させるのではなく、子どもたちが自分で理解する。
自分で考えて分かったことで、「わたしできる」「ぼくわかった」と達成感を感じ、自分に自信が出てきます。
そうなると、さらに学んでいきたいと意欲がわいてきます。
学ぶことの楽しさを体感し、「わかる」「できる」「楽しい」の正のスパイラルに入った子どもは、どんどん自分から進んでいきます。
図形センスを養う
さいころを転がしながら移動する作業を通して、立体を様々な角度から観察したり、今見えない面を予想したり、記憶したりする能力が鍛えられます。 繰り返し、粘り強く取り組むことにより、しっかりとした図形センスを養えます。
会社の採用テストや思考力検定にも同じような問題
先日の思考力検定対策講座でも8級(小4程度)さいころ回転の問題が出ました。
昨日の記事<折った紙を切って、広げたらどうなる??>の折り紙図形も就活の適性検査SPIで出題されていますが、
このさいころ問題も採用テストSCOA(SCOAとは:後日記事にします)に出題され、就活の学生さんの間で苦手分野となっているようです。
小さい頃に、この種の問題を実際に手を使って取り組んだことがあるかどうかで違ってきているようです。
まるとも教室では
自分でさいころも作ります。
自作さいころを使い、実際に回転するとどうなるのかを、手を使い目で見て体験するレッスンを多く取り入れ、図形の基礎的な考え方が自然に身につく様に取り組んでいます。
どんな問題も実物を使ってやってみるというのが、理解への一番の近道です。
そしてなによりも大事なのが、
楽しむということ!
楽しく遊び、楽しく学びましょう!
幼児さんすう かず・かたちコース
ゲームやワークや工作を通じて、数に親しみ、さんすう=楽しいものになる基礎づくりをしていきます。小学校に入学してから算数で困らない、しっかりとした基礎力をつけていきます。「考える力」をのばすとともに、問題を正しく理解する力や答えを導き出す力を育てていきます。
小学生さんすうコース
よくある「計算」だけを反復したり、詰め込み式に教えるのではなく、「図形問題」「文章題」にも強くなるようにバランス良く進めながら、「自ら考える力」をつけていきます。それぞれが自分のレベルに合わせて勉強を進めていく「個別学習」形式です。
無料体験実施中
興味はあるけどまだ入会に不安があるという方のために、まずは気軽に体験してみて良ければ入会していただくというシステムです。