思考力が大事
思考力を育てる
思考力を身につける
思考力を鍛える
よくきく「思考力」。
そもそも思考力って?
いまさら聞けない感じですよねぇ
簡単に言うと
思考力 = 考える力
難しく言うと
「知能因子論」によると、
知能のはたらき = 思考 + 記憶
思考力は、
受容的思考
集中的思考
拡散的思考
転換的思考
表現的思考
の5つに分けられるそうです。
・受容的思考
外部の情報を正しく受け取れる能力認知能力、理解力
を見て”ゾウ”だと分かることです
なぜ”ゾウ”なのか、”犬”とどう違うのか
が説明できなくても ”わかる”こと
文章問題で言うと”問題の意味は分かる”能力のことです。
問題が解けるかどうかは別問題です。
・集中的思考
2つ以上の事柄から1つの結論を導き出す能力論理的思考力、推理力
私は赤いです
私は丸いです
私はくだものです
と聞かれて、「りんご」と答えるように
複数の条件から一つの条件を導き出すときに使う能力です。
・拡散的思考
1つの事柄から色々な方面に思いをめぐらす能力思考の柔軟性、連想力
これはさっきの集中的思考の反対です。
「書くものと言えば?」 → 鉛筆
→ マジック
→ ボールペン
→ チョーク
など、1つの情報からいろいろな方向に考えるのが拡散的思考です。
・転換的思考
ある事柄を別の面から見直す能力ひらめきや気づき
カレンダーは、1日ずつ数字が増えてるのは知っていたけど、
あるとき、「縦にみると7ずつ増えてる」と気がつくいたりすることです。
・表現的思考
内部の情報をを外部に的確に表現する能力
自分の分かっていることを、上手に話すことができる
例えば、幼稚園での出来事をうまく話せることです。
”思考力を育てる”ってことは、5つの思考をまんべんなく育てるってことになるんです。
この5つの思考能力は、知識を詰め込みだけの知識教育では絶対伸びない能力です。
更に、にどうやっていいのか分からなくなってしまいますよね。
例えば教室では
「ここにある三角パズルを使って、好きなものをたくさん作ってください」と言うと
すると、お花やちょう、ロボットなど作ってくれます。
これは、パズルというモノを使っていろんな方向に考えて、好きなお花やロボットを作っていくので
拡散的思考です
大したことのないように思いますが、最近の子供達は指示待ちタイプが多く、
意外にも何も作れない子も多いのです。
「ない作ればいい?」と聞いてきたり。
ぜひ、脳が一番発達する幼児期に大事な思考力をのばしてください。