数年前までは、
「子供の知能(=IQ)」は親から遺伝しない
と言われてきました。
だから子供の知能を伸ばそうと、
小さな頃から英才教育や
幼児教室に通わせることは、どんどん能力を高める
ことができて有意義だった・・・はず。
しかし最近の研究結果で、
「子供の知能(=IQ)」は「親からの遺伝の影響が大きい」
と報じられました。
え??
衝撃の結果、ですよね・・・。
それなら、生まれつき能力が
高い、知能の高い両親から生まれた子供じゃないと
そんな幼児教育、英才教育はすべて
無駄!
ということになります。
え??そうなの??
この結果を受けて
がっかりした親御さんも
いるのではないでしょうか?
でも、このことが本当だとしても、
「遺伝の影響が大きい」というだけで、
100%遺伝の影響ではなく
影響するのは約50%で、
残りの50%は、育ってきた環境や
学習環境によるそうです。
いくら優秀な遺伝子を
受け継いだとしても、
勉強する環境にない場合には
優秀になれないでしょうし、
適切な学習環境を与えることで
遺伝の影響を上回ることも可能
なのです。
そもそも
親自身も、自分が普通だと
思い込んでいるだけで、
子供のころの環境が
影響してるだけかもしれません。
そして、
その教育環境も
子供の脳が形成される
幼児期が最も重要なんだそうです。
また、
別の研究結果から、
『知能は母親からしか遺伝しない』説が
浮上したと米メデイアが報じていますが、
(ホント何を言い出すんでしょう。
かなりうろたえましたよ私)
知能の発達に大きな影響を与える幼児期に、
子供は母親と過ごすこと(環境)が多く、
そういった意味で
知能への母親の影響力が
大きいのではないかとも
分析されています。
知能が高い親は、
子供の教育への意識が高く、
小さい頃から知的好奇心を
刺激するような環境を
与えている傾向がみられるそうです。
ということは、
知能は遺伝するかもしれないが、
「適切な知的好奇心を刺激する環境」を
「適切な時期」に与えてあげることにより、
知能をより高くすることができる
ということになります。
なーんだ、そういうことだったんですね。
よかった。
そういった
「適切な知的好奇心を刺激する環境」
を与えるお手伝いをしていきたいと思います。